2023年7月2日
アイノミドリシジミ

 

山麓では,すでにアイノミドリシジミの季節に移った。
金緑色の鱗粉を持つとても奇麗な種。
高い枝先では全開翅するが,下草ではV字開翅が多い。
数が多いので,とまっている時間は短く,すぐ縄張り争いになる。

 

V字開翅でもメリットはある。
アイノミドリシジミ独特の金緑色を写すことができる。
開翅状態を上方向から撮影すると,色が出る。

 

同じ状態を横方向から撮影すると,
やや青みの強い色合いとなってしまう。
構造色鱗粉の撮影の難しさが出る。

 

数が多いので,あちらこちらで,卍巴飛翔が観られる。
地面近くでは,魚眼撮影もできるのだが,
なかなか良い絵にならない。
今日は,望遠撮影のカットを載せる。

 

背景が日陰で,蝶が日向に出てきた時がシャッターチャンス。
このシーンを撮影していると,時間が経つのも忘れてしまう。

D7100 150mm,10.5mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀