荒れ地の草原を草崎をなめるように舞うジャコウアゲハのメス。
数頭が同じような行動をしていた。
食草のウマノスズクサを探しているようだ。
他のアゲハチョウの仲間では観られない独特の色合いが目を奪う。
食草のウマノスズクサは、芽吹いてから1週間くらい。
ちょうど葉が開き始めたタイミング。
食草に巡り会ったメスは、周りを飛び交い品定めしたり、ちょっと触れてみたり・・。
上のカットでの食草は、まだ葉の開きが足りないようで、
しばらくしてまた次の食草を探しに飛び去っていった。
葉の大きく開いた良い食草に巡り会うと、産卵する葉を決めて、
一気にその葉にとまって産卵を始める。
おなかを大きく曲げて、葉裏に2〜4卵産みつける。
こちらは違う食草にきた個体。
既に産みつけられた卵が2つ葉裏に観られる。
上の2カットは、かなり興味を持って食草の周りを飛ぶ個体。
下の2カットは別の個体。
この葉が気に入ったようで産卵を開始した。
それにしても別の個体でも産卵したい葉は、同じ葉のようだ。
しばらく産卵を繰り返すと、
産卵した葉上や他の草の葉上などで、長時間、翅を広げて休む。
そしてまた、食草探しに飛び立っていった。
D7100 150mm
(長野県茅野市)