コハクチョウたちもほとんどが,北帰行でいなくなった諏訪湖畔。
珍しくケリが1羽たたずんでいた。
暖かな地方で,越冬して帰ってきたものと思う。
しかし,ケリの住処の田圃や土手はまだ雪の中。
仕方なく,湖畔に出てきたのではなかろうか。
ケリの向こうをオオバンが通り過ぎる。
ケリはオオバンより,かなり小さな鳥だと言うことが判る。
カルガモが,「お前,見慣れないヤツだな。」
とでも言いたげな顔つきでケリを観ている。
ケリの好物の餌は,カエルやドジョウやイナゴ。
ちょっと餌は捕れそうもない。仕方なしに水を飲む。
まだ,薄氷の張った湖面を観ながら,静かにたたずむのみ。
D7100 400mm
(長野県岡谷市)