朝日が射し,気温が上がると,
高原に,ミヤマシロチョウたちが飛び始める。
元気よく飛び回るのは,オスたち。
メスを探しながら,低木の間を縫う様に飛ぶ。
面白いことに,食樹の中をくぐり抜ける様に飛ぶこともある。
飛翔途中で,時々花を訪れ,
吸蜜をする。
ウツボグサは,花がたくさんあるので長く吸蜜する。
でも,ミヤマシロチョウのイメージではないんだよね。
ということで,ハクサンフウロでの吸蜜を狙う。
ミヤマシロチョウには,やはりフウロがよく似合う。
ただ,蜜の量が少ないのか,すぐに飛立ち,次の花を探す。
まあ,こんな飛立ちも撮影できるので,
やはりハクサンフウロで吸蜜してほしいことに,変わりはないが・・。
メスはというと,不活発。
休んでいる個体は,ほとんど動かず。
吸蜜する個体もいるが,
同じ花でじっくりと吸蜜。
あまり遠くまで飛翔はしない。
オスは,メスを見つけると,求愛行動に移るが,
このメスは,交尾拒否。
執拗に迫るオスにも,断固拒否。
もう1頭のメスは,オスを従えて,林の中に消えていった。
オスがあきらめて,立ち去ったあとのメス。
交尾拒否姿勢のまま,全く動かない。
前翅を上げ,後翅で,腹部を隠す姿勢。
なんと,指で体や触角をつつくが全く動かず。
2分くらいしたら,普通に翅を戻し飛び去った。
D5300 10.5mm
(群馬県吾妻郡嬬恋村)