先日とは,場所を変え,標高1,650mの地に。
ヤツタカネアザミが多いが,ノハラアザミなども混生している。
まず,数が圧倒的に多いのは,ミドリヒョウモン。
しかし,もう無傷のきれいな個体はいない。
ウラギンヒョウモンも,ミドリヒョウモンに混ざり吸蜜。
こちらは,傷のないきれいな個体もまだ観られる。
そろそろ,夏の高原のシンボル,
ヒョウモンチョウの季節も終わりを告げる。
ヒョウモンたちから,少し離れて,
静かに吸蜜していたのが,スジボソヤマキチョウ。
独特の翅先の尖りが精悍なイメージ。
スジボソヤマキチョウと異なり,
翅も大きく,丸みのある,ヤマキチョウ。
こちらは,とても活動的で,
ヒョウモンチョウたちの中に分け入って吸蜜し,
良く飛び回っていた。
ヤマキチョウと一緒に,吸蜜しているのは,
ギンボシヒョウモン。
個体数は少ないが,キタテハとシータテハもいた。
尖った凹凸のキタテハ。
丸みのある凹凸のシータテハ。
共に秋型で,越冬のための栄養補給。
平地にも多い,イチモンジチョウもいる。
高原で観ると,とても新鮮な感じがする。
目立たない存在では,セセリチョウの仲間も多い。
何と,まだ,アカセセリがいた。
1頭のメスが元気よく飛び回り,
イチモンジセセリに紛れて吸蜜していた。
D5300 10.5mm
(長野県北佐久郡立科町)