お盆が過ぎ,高原も涼しくなってくると,
ヒョウモンチョウの仲間の活動が活発になった。
多く観られるのは,ギンボシヒョウモン。
翅の裏の白い斑が大きく,とても美しい種。
東北では,絶滅危惧種指定されている県もあるが,
幸い,信州では,数が多い。
前種より数は少ないが,よく観られるのが,
ウラギンスジヒョウモン。少し小型の種。
信州では,準絶滅危惧種で,全国では,絶滅危惧Ⅱ類 (VU)。
ここでは,吸蜜している個体を,多く観察することができる。
草原に多く咲いているマネバダケブキでは,
ギンボシヒョウモンと,ウラギンスジヒョウモンが,
仲良く吸蜜している姿が多く観られる。
全国的には普通種の,ウラギンヒョウモンは,
この高原では,ギンボシヒョウモンより数が少ない。
今日は,オス2頭とメス1頭による求愛飛翔が観られた。
D7100 150mm,10.5mm
(長野県諏訪市)