紅蕎麦の花が満開となったので,観に行った。
蝶たちがたくさん来ているので,そのカットを撮影する目的で・・。
キタテハが多く,よく目につく。
秋型の燈色の濃い個体がほとんどだが,
中には,夏型と秋型の中間のような色合いの,個体も観ることができた。
もうすでに産卵終えたであろう,ミドリヒョウモンのメスか゛,
数頭訪れていた。ヒョウモンチョウの仲間は,メスが多く,
クモガタヒョウモンのボロボロのオスを見かけた他はすべてメスだった。
この時期,最も美しい蝶と言えるのは,
何と,昔はこの地では観られなかった,
ツマグロヒョウモンのメス。
前翅の濃い藍色はとても魅力的。
紅蕎麦畑の中でも,とても目立つ蝶だ。
目立たないが,数が多いのは,ヤマトシジミ。
だいぶ擦れた個体が多いが,
紅蕎麦のピンクの世界に溶け込ませると,意外と絵になる。
数は多いが,全く目立たないのが,このイチモンジセセリ。
紅蕎麦畑の中では一番数が多いと思われるが,
その地味な色合いと小さな体なので,存在感がなく,
その気になって観ないと見逃してしまう。
赤蕎麦畑では珍しく,アサギマダラのオスが1頭。
畑の上をフワァーと舞い,時々吸蜜していた。
ヒヨドリバナやフジバカマでの吸蜜とは異なった,
華やかな吸蜜風景となった。
D7100 150mm
(長野県諏訪郡富士見町)
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